第2回峨山道トレイルランに参加


2016年11月13日(日)晴れ
大本山總持寺祖院?永光寺
距離 約75km / 累積標高差 約2800m / 未舗装路率 約70%

2016/11/13
5:30 総持寺近くの学校の駐車場に到着。
  総持寺門前
  11月中旬でしかも朝5時だけあって、寒い!
  今のところは不整脈は出ていない。
  今日はペースを抑えて、心拍数があまり上がらないようにコントロールしないといけない。
  もしものことがあったら、みんなに迷惑をかけるので、ちょっと緊張する。
  
  役場?でトイレを済ませて、雨具を羽織る。
  
  
  
  
6:00 スタートの太鼓が鳴り、一斉に走り出す。
  最初は、門前の町中を少し走り、総持寺の裏山を上る。
  ペースを抑えるまでもなく、皆最初はゆっくり走っている。
  ちょうどいいや。
  そこから、総持寺の正門を通過して、川沿いを上り峨山の登山口に到着。
  つづら折りの登山道を上っていく。定期的にお地蔵さんがあり、なんか雰囲気がある。
  しばらくすると、下り、その後に見晴らしのいい公園に出た。
  ちょうどトイレがあったので、ついでに済ませる。
  更に山道を進むと、桑塚山の近くの植戸というところに到着。
  ここはCP1となっている。
  嫁さんが車で先回りしていたので、今のところ脈にも問題ないことと身体は意外と楽
  ということを伝え、給水を済ませて出発。
  
7:56 CP1〜CP2
  しばらく荒れた林道を進み緩い上りに入る。
  山道を進み以外に楽なポイントを抜け、気持ちのいい原っぱを抜けて、稗造研修センター
  に到着。
  ここは、CP2となっている。
  腹が減ったので、パンをたべて、トイレと補給を済ませて出発。
  係の人がスズメバチに気を付けるように・・・叫んでいた。
  どうやら、この先にスズメバチがいるらしく、先に行った人が数名刺されたらしい。
  
9:08 CP2〜CP3
  緩い山を登り。
  しばらくすると田んぼ道に出て、また上り集落に出た。
  釶打公民館に到着。ここはCP3となっている。
  公道に出ると嫁さんが道端に車を止めて待っててくれた。
  どうやら、稗造研修センターに入ることができなかったらしい。
  順調だということを伝えて、CP3に向けて出発。
  

10:21 CP3〜CP4
  しばらく公道を上り、杉林の林道に入る。
  以外にきつい上りがあったが、たまたまペースの一緒だった方と話しをしながら順調
  に進む。
  上りにしても下りにしても、短いのが峨山道トレランの楽なところ。
  登りきったところから虫が峰というところとなり、巨大な風力発電のプロペラがたくさん
  ある。
  遠くから見ると優雅に見えるが、近くを通るときはすごい音で、恐怖を感じるくらい。
  いくつのプロペラの横を通ったかわからないが、下りに入って山を抜けると集落に出た。
  数キロ集落を走り、CP4の土川に到着。
  ここは、民家の庭先を好意で貸していただいた感じのところだ。
  ありがたい。
  ここでは、ジェルとグミをたべて、給水と補給を済ませて、出発。
  
  
12:00 CP4〜CP5
  CP4から山に入り、緩くアップダウンを繰り返して、能登里山街道を2度ほどくぐり
  町に出てしばらく走ると、CP5の徳田に到着。
  ここでは、おにぎりやまんじゅうやコーラが出る。
  一通りいただきながら、先回りした嫁さんとしばらく話をしていると、プロペラの途中
  まで一緒だった方が到着。
  腹が減ったので、いろんなものを食べたり飲んだりしたせいか、腹いっぱいになって
  しまった。
  やばい。走れん!
  
13:55 CP5〜CP6
  コース説明を事前にyoutubeで見たところ、ここからがアップダウンを繰り返す
  一番の難所。
  難所とは言え、この区間10km程度で標高差がそんなにないので、楽観視していた。
  ところが、標高差が少ないとは言え、アップダウンを繰り返すうちに体力が奪われていく。
  しかも、この区間は日当たりが割るせいか、コースがぬかるんでいる。
  これも体力を奪われる原因となった。
  アップダウンも5回を超えると、もう数えるのがイヤになった。
  まだ、CP6(石川北部RDFセンター)が見えてこないことと、あたりが薄暗くなって
  きたことが加わり心細くなってきた。
  やっと石川北部RDFセンターの影が見えたと思ったら、これまでのアップダウンの
  とどめのように、長い上りがあった。
  やっとの思いで、上り切り石川北部RDFセンターに到着。
  先回りした嫁さんとしばらく話をしながら、日没が16:30だったのでヘッドライトを
  ザックから取り出し、前面のポケットに入れた。
  CP7を抜けたらあとはほとんどが公道なので、なるべく早めに出発しようと思い早々に
  CP6を出た。
  
  
16:44 CP6〜CP7
  じつはここからが大変だった。
  CP7までは10km程度で何とかなるだろうと思っていたが、コースがさらにぬかるんでいた。
  前半ペースを抑え気味に来ていたとは言え、CP6までに足が限界に近づいていた。
  更に日没になったため、あたりは真っ暗となり、前後で進んでいるヘッドライトが
  いくつか見えるだけになった。
  見上げると満月の月が明るいが目線を先に向けると真っ暗で、ヘッドライトで照らされて
  いるところしか見えない。
  ・・・
  CP7手前の最後の上りで、いろんなことが頭をよぎった。
  このレースを乾燥してたら、治療に専念しようと思っていること、、、治療に入ったら
  次にレースに出られるのはいつになるのか、、、
  そもそも、医者からもレースは出ないほうがいいということや、嫁さん初め家族からも
  反対されながら、このレースだけは出たいと無理やり出させてもらったこと。
  夜中の2時から、、、ずっと嫁さんを突き合せたこと、、、これで何かあったら、嫁さん
  がつらいだろうな〜とか・・・
  登り切ったところで、林道に出るころには、CP7でリタイヤしようという思いにかわって
  いた。
  
  それでも、CP7を出たらあと5kmでゴールなのに、ここでリタイヤするのはもったいない。
  という思いもよぎる。
  こんなことを繰り返し考えながら、街に出る下りになりぬかるみにはまった時には、
  もうやめた・・ってなった。
  だけど、街に出た時には、近所の人たちの応援の声に励まされ、やっぱり行こう!
  と思った。
  結局、CP7で嫁さんの顔を見た時には、リタイヤすることに決めた。
  
  DNF
  なんで、ゴール手前5kmで・・・
  いま思うと、もったいないけど、いい経験だった。
  
19:15 CP7 金丸
  残り5km、1時間15分で、今年の峨山道は終わった。