やまあるきを始めたきっかけ

やまあるきを始めたきっかけは、ある映画を見たことが始まりでした・・

それまでは、ドラマを見たり映画を見たりしても、特に心に残るモノってあまり無かったように思う。ところが、”クライマーズハイ”という映画を見た時に妙に感じるものがあった。 この映画は、1985年8月12日の日航機墜落事故をきっかけとした地方新聞の新聞記者たちを通して、命をテーマにしたドラマです。不意の事故、不意の病気、自殺といった命にかかわることが次々に降りかかる中、社会部の新聞記者の使命感を覚えながら会社内での苦悩を描くドラマです。 映画の中では、一個人が会社組織と親会社などの関係の中で、個人がどうしようもならないながらもモガキ、考え、反発し、行動し、・・・というところが、何か共感を覚えた。 で、登山のシーンも出てくるのだけど、その会社でのやり取りと登山とがあまりつながらなかった。でも、なんか関係があるから登山のシーンがあるのだろうと思っていたが、登山・その先人何があるのだろう?登ること自体に何か感じるものや考えることがあるのだろうか?と思っている程度だった。。
この映画では、ほとんど登山のシーンは無い、親友と久しぶりの登山の約束をしていたが、直前にその親友が病気で倒れ、そのまま亡くなってしまった。その後、テーマとなった航空事故から何年か後に、その親友の息子と親友と約束していた山に登るシーンくらいが登山しているシーンだ。

続いて、バラエティー番組の「世界の果てまで、行ってQ」で、イモトがキリマンジャロ登山に挑戦する特集が放送された。その中で、体力と気力が限界になり・・自然と涙が出てくる風なシーンがあった。ここで、何でか分からないが、クライマーズハイのストーリーとつながった風に感じてしまった。
自分も体力・気力の限界がきたら何かを感じたり、真っ白になったりするのだろうか。 考えていても分からないので、じゃぁ行けるところまでやってみよう・・・と思ったのがきっかけ。

んで、やってみた、、、2010/05/29の登山が始まりでした。

奥獅子吼から始め毎週のように1000m級の低い山から登って見たが、日ごろの不摂生がたたり直ぐに体力の限界は来るが、創造していた気力の限界というものまで、到底たどりつけない状況だった。 その内、体力もそれなりに付き、物足りなさから白山の日帰り登山をしてみた、、、ところが、これも想像していたものではなかった。
でも、2回目の白山登山で何か違ったものを感じた。無心に歩き、、時間を忘れ、、いやなことやいろんなことが消えた。 まるで、汗と一緒に全て流れてしまうような感じだった。 それからが、自分の中で本当に楽しいという感じが生まれた。
今では、毎週、毎日でも登りたいという気持ちになった。

2010/09/22 Wed